ヒンメリと稲作 2024年冬至に思うこと

今年の夏、フィンランドのヒンメリストEija Koskiさんを訪ねました。

Eijaさんのご主人Kariさんは、ヒンメリの材料となるライ麦の農家。広大な畑にクローバーを植えて土を豊かにして、肥料や農薬を使わず、ライ麦を育てています。

自然栽培を実践する理由について、カリさんは「森を守りたい」とおっしゃいました。

カリさんは伝統食ライ麦を育て続けることに使命を感じておられました。そしてこうおっしゃいました。

「それはあなたたち日本人にとっては米だ」と。

カリさんがライ麦を育てて森を守り、エイヤさんがヒンメリを作るように、

わたしは田んぼに関わりながら日本の美しい風土と共にありたい。

この気持ちは、帰国してからも、静かに大きくなっています。


ヒンメリを作ること、田んぼでお米を作ること、たまたま私が夢中になっているふたつのことが、実はつながっていることに気づきました。

今年もヒンメリと田んぼを、あたたかい方々と共にたのしめたことに、ただただ感謝しています。

2024年 冬至

おてんば Garden House

おてんばgarden は、埼玉県上尾市の 住宅地の公園前にある小さな庭です。 多種の木々や宿根草が四季折々の表情を見せてくれます。 植物が新陳代謝し、鳥や虫たちが植物を食し、 その糞や亡骸が植物たちの糧となる小さな生態系。 そんな循環に抱かれながら、 ヒンメリやソダスなどのワークショップを通して 植物に触れ、やすらぎ、はなやぎ、 癒しをかんじていただければうれしいです。

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