バックミンスター・フラーにみる、ヒンメリ・ソダスの幾何学の秘密

バックミンスター・フラーという建築家がいます。

#backminsterfuller

彼は、発明家、デザイナー、数学者、幾何学者、などなど、他にもたくさんの肩書を持っていました。

下の写真は関西万博で撮影した「ジオデシック・ドーム」

#geodesicdome

この球型の工法は、フラーが発明しました。

三角形を基本単位としているところが、ヒンメリに似ていませんか?


フラーはその他にも、ヒンメリと同じく三角形、正四面体、正八面体を基本単位とする工法を発明しています。それらは、軽量で抜群の強度を生み出す構法。

#octetruss #synergetics

フラーは、「私は自然を模倣しようとしているのではない。

自然が採用している原理を発見しようとしているのだ」


フラーの見つけた原理は自然が採用している原理であったことを証明する事例として、最も有名なのがフラーレンの発見です。

1985年に最初に発見されたフラーレンは、サッカーボールのような分子で、フラーの名をとって「バックミンスターフラーレン」または「バッキーボール」と呼ばれている。

では、フラーは、どうして自然が採用している原理を発見したかったと思いますか?

それは、その原理が、効率的であるからです。

「より少ないものでより多くを成す」 

Doing more with less.

フラーは「全人類の物質的、経済的な問題の解決」に一生を捧げた人。 #宇宙船地球号

フラーの数々の発明は、限りある資源を最大限に利用するための実用的な技術だったのです。

わたしは、自然に隠された原理が、エネルギーを効率的に循環、活用するための合理的システムであることに感動を覚えています。

地球は、宇宙は、なんという完璧なシステムなのでしょう。

昔の人が、どうしてヒンメリやソダスのような幾何学を作ったのか、わたしはそれがずっと不思議でした。

もしかしたらそれは、フラーと同じく「自然が採用している原理」の発見、再現だったのかもしれません。

レオナルドダヴィンチが黄金比という自然界に隠された原理を使って作品を生み出したように。

あなたも「自然が採用している原理」を体感してみませんか?

おてんば Garden

おてんばgarden は、埼玉県上尾市の 住宅地の公園前にある小さな庭です。 多種の木々や宿根草が 四季折々の表情を見せてくれます。 植物が新陳代謝し、鳥や虫たちが植物を食し、 その糞や亡骸が糧となる小さな生態系。 そんな循環に抱かれながら、 ヒンメリやソダスなどのワークショップを通して 癒しをかんじていただければうれしいです。 材料となるライ麦は 自然農の畑にて自家栽培しています。

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